「ささにしき」はおかずの味を引き立てるすっきりとした味わいで、和食の味を引き立てる日本を代表とするお米の銘柄です。
目次
ささにしきの特徴
ささにしきは、あっさりした食感と旨味が特徴的なお米です。粘り気が少なく、食感はサラッとしています。和食との相性が良く、特にお寿司に使用されることが多いです。さらに、冷めても味が落ちにくいため、おにぎりやお弁当にも適しています。ただし、強い粘り気や甘味を好む人には、そのあっさりした味わいが物足りなく感じられることもあります。
ささにしきの豊かな産地
ささにしきの主な産地は宮城県です。この他、山形県や秋田県、岩手県、福島県でも栽培されています。かつては宮城県を代表する銘柄米として有名でしたが、冷害に弱い特性があり、近年では作付け面積が減少し、生産量が少ないお米となっています。
ささにしきの歴史
ささにしきは昭和38年(1963年)に宮城県で育成された品種で、ハツニシキとササシグレを親に持ちます。収穫量の多さを目的に品種改良されました。かつては20万ヘクタールを超える作付け面積を誇り、「コメの横綱」とも称されるほど人気がありましたが、冷害に対する弱さが露呈したことにより、近年では生産量が大幅に減少しています。
ささにしきに合う料理
ささにしきは、和食との相性が抜群です。特にお寿司のシャリとして多くのお店で使われています。そのほか、お茶漬けや、脂の乗った魚との組み合わせもおすすめです。あっさりとした味わいが料理の邪魔をせず、おかずの味を引き立たせます。
栄養価
ささにしきは、うるち米の中でも、アミロース含有率が高い品種です。これが特有のあっさりした味わいと食感を生んでいます。そのため、食後の血糖値の上昇が緩やかになる効果があるとされ、太りにくい健康に良い米といわれています。また、アトピーの方にも好評で、冷めても美味しく、日常的な食事にも適しています。
ささにしきの値段
ささにしきは生産量が少ないお米です。そのため価格も他の一般的なお米と比較してやや高めです。しかし、その特徴的な味わいと栄養価を考慮すると、価格は妥当と言えるでしょう。オンラインショップでの購入も可能で、宮城県や山形県産のものがよく販売されています。
販売サイト
ささにしきは、オンラインショップや専門店で購入することができます。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手オンラインショップでは、様々な産地や品質のささにしきが取り扱われています。特に、低温製法米や特別栽培米など、品質にこだわったささにしきが人気です。
ささにしきとコシヒカリの違い
ささにしきとコシヒカリの主な違いは、食感と味わいです。コシヒカリはもちもちとした粘り気と濃厚な甘味が特徴ですが、ささにしきはあっさりとした食感で粘り気が少なく、和食に特に適しています。そのため、好みによって選ぶことが重要です。コシヒカリが主流となった現代でも、ささにしきは食のプロや健康を意識する方々の間で根強い人気を持っています。